ビル・ゲイツ

Bill Gates
起業家 慈善家 著述家 Microsoft創業者

Microsoft創業者にして世界的慈善家。Bill & Melinda Gates Foundationを通じて世界の保健・教育・気候変動対策に多額の資金を投じる。年に2回、自身のブログ gatesnotes.com で「夏の読書リスト」「年末の読書リスト」を公開し、世界中で本の売上に大きな影響を与える「読書界の権威」。

20 books 2024年 夏・年末リスト

おすすめされた本

編集部メモ — なぜ「ゲイツのおすすめ」は効くのか。彼の推薦が特別なのは、肩書きのためではない。ゲイツが選ぶのは決まって、公衆衛生・エネルギー・歴史・認知科学といった複雑な問題を構造から捉え直す本だ。おもしろさより「読み終えたときに世界の見方が変わるか」を基準にしている。もうひとつの核心は知的誠実さで、『サピエンス全史』のように同意しかねる点もあるとわざわざ断ったうえで薦める――本を称賛の対象ではなく吟味の対象として扱う。だからこそ、彼が"それでも薦める"一冊には重みがある。このリストは、手軽な娯楽書ではなく、じっくり思考するための"歯ごたえのある良書"を探している人にこそ響く。

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ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

未来テクノロジー人類史

『サピエンス全史』の続編。テクノロジーによって不死・幸福・神性を目指す人類が、次にどこへ向かうのかを描く。

ビル・ゲイツ 推薦

「(サピエンス同様)手強く、読みやすく、示唆に富む。刺激的なアイデアに満ちていて専門用語も少ない。ただし私はハラリより楽観的だ。(原文: just as challenging, readable, and thought-provoking... a deeply engaging book with lots of stimulating ideas and not a lot of jargon.)」

– 出典: gatesnotes「My review of Homo Deus」(2017)

21世紀の啓蒙 上 理性、科学、ヒューマニズム、進歩

進歩データ思想

食料・平和・知能まで、多くの領域が啓蒙の理念によって着実に改善してきた——データでそれを示すピンカーの大著。

ビル・ゲイツ 推薦

「私の生涯の愛読書となる、新しい一冊だ。(原文: It is my new favorite book of all time.)」

– 出典: gatesnotes(ビル・ゲイツ絶賛・書影帯にも掲載)

暴力の人類史 上

歴史データ人類

暴力は長期的にも短期的にも減少してきた——人類史を通じてそれを実証するピンカーの代表作。

ビル・ゲイツ 推薦

「私がこれまで読んだ中で最も重要な本の一冊——今年だけでなく、これまでの人生で。(原文: One of the most important books I have read—not just this year, but ever.)」

– 出典: gatesnotes「Learning from a less violent present」

マインドセット「やればできる!」の研究

心理学自己成長教育

能力は伸ばせる(しなやかマインドセット)か、生まれつき固定か——その"心の持ち方"が学びと人生を左右することを、20年超の研究で示したスタンフォード発の名著。

ビル・ゲイツ推薦

「巧みな研究と引き込まれる筆致で、ドゥエックは"自分の能力についての思い込み"が、私たちの学び方や人生の選択にいかに大きな影響を与えるかを明らかにする。(原文: Dweck illuminates how our beliefs about our capabilities exert tremendous influence on how we learn and which paths we take in life.)」

– 出典: ビル・ゲイツ推薦(書影帯にも「ビル・ゲイツ絶賛」掲載)

RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる

学び方キャリア科学

早期の専門特化より、幅広く学んだ"ゼネラリスト"こそ複雑で不確実な世界で成功する——フェデラーらを例に説く全米ベストセラー。

ビル・ゲイツ推薦

「"専門特化の神話を打ち砕く"一冊だ。私自身の歩みも、この"ゼネラリスト"モデルによく当てはまる。(原文: a myth-debunking book called Range... My own career fits the generalist model pretty well.)」

– 出典: gatesnotes「We need more Rogers」(2020年 年末のおすすめ5冊に選出)

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

統計・データ世界理解教養

人はなぜ世界を実際より悲観的に見てしまうのか。10の「思い込み(本能)」をデータで解きほぐし、事実に基づいて世界を正しく捉えるための方法を説く世界的ベストセラー。

ビル・ゲイツ 2018年

「私がこれまで読んだ中で最も重要な本の一冊——世界を明晰に考えるための、かけがえのないガイドだ。(原文: One of the most important books I've ever read—an indispensable guide to thinking clearly about the world.)」

– 出典: gatesnotes(2018年、全米の大卒者に本書を無料配布)

サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

歴史人類史教養

認知革命・農業革命・科学革命の3つを軸に、ホモ・サピエンスがいかに地球を支配したかを描く人類史の世界的ベストセラー。貨幣・宗教・国家を「人類が共有する虚構」として捉え直す視点で大きな話題となった。

ビル・ゲイツ 2016年

「同意しかねる点もあった――とりわけ農耕以前の方が人類は幸せだったというハラリの主張には。それでも、人類の歴史と未来に関心がある人には『サピエンス全史』を薦めたい。(原文: Although I found things to disagree with—especially Harari's claim that humans were better off before we started farming—I would recommend Sapiens to anyone who's interested in the history and future of our species.)」

– 出典: gatesnotes(ビル・ゲイツ公式ブログ, 2016)

SURRENDER 40の歌、ひとつの物語

自伝メモワール音楽

U2のフロントマン、ボノによる魂の回顧録。U2の名曲40曲をそれぞれの章タイトルにし、少年時代からバンドの成長、エイズや貧困との闘いまでを語る。本人が翻訳から造本まで全面監修。

ビル・ゲイツ 2025年5月

「自分の苦悩について率直に書くにあたり、これは素晴らしいモデルとなった——『Source Code』を書く時に。(原文: 「It was a great model for how I could be open about my own challenges in Source Code.」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2025 Reading List

エデュケーション 大学は私の人生を変えた

自伝メモワール教育

学校に行かせてもらえなかったアイダホ州のサバイバリスト一家に7番目の子として生まれた著者が、独学でケンブリッジ大学博士号を取得するまでの軌跡。世界800万部超のベストセラー。

ビル・ゲイツ 2025年5月

「タラはこの忘れがたい回顧録の中で、自分自身を発見していくプロセスを美しく捉えている。(原文: 「Tara beautifully captures that process of self-discovery in this unforgettable memoir.」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2025 Reading List

Personal History

自伝メモワールジャーナリズム

ワシントン・ポスト発行人として「ペンタゴン・ペーパーズ」「ウォーターゲート事件」を指揮した史上初の女性Fortune 500 CEO、キャサリン・グラハムの自伝。ピューリッツァー賞受賞。日本語版『わが人生』(TBSブリタニカ, 1997)。

ビル・ゲイツ 2025年5月

「偉大なリーダーは、思いがけない場所から生まれることがある——そのよき思い出させ。(原文: 「is a good reminder that great leaders can come from unexpected places.」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2025 Reading List

トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?

自伝メモワールノンフィクション

アパルトヘイト下の南アフリカで、生まれたこと自体が犯罪となる「白人と黒人のハーフ」として育った『The Daily Show』のホスト、トレバー・ノアの自伝。ビル・ゲイツが「2025年夏のおすすめ回顧録」5冊に選定。

ビル・ゲイツ 2025年5月

「彼の視点は国境を超える。一生どこにも完全には属せなかったコメディアンが、その「アウトサイダーのアプローチ」をどう磨き上げてきたかを語る。(原文: 「His outlook transcends borders.」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2025 Reading List

Chasing Hope: A Reporter's Life

自伝メモワールジャーナリズム

ピューリッツァー賞2度受賞のNYタイムズ・コラムニスト、ニコラス・クリストフの回顧録。世界中の紛争地・貧困地での取材人生を綴る。日本語版は未刊。

ビル・ゲイツ 2025年5月

「世界にはニック・クリストフのような人がもっと必要だ。(原文: 「The world would be better off with more Nick Kristofs.」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2025 Reading List

How to Know a Person: The Art of Seeing Others Deeply and Being Deeply Seen

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)
nonfiction psychology relationships

対話とつながりの技術。NYTコラムニストが現代社会で他者を真に理解する方法を綴ったベストセラー。

ビル・ゲイツ 2024年

「AIが教育をどう革命するか——カーンアカデミー創設者サル・カーンによる楽観的かつ実践的なビジョン。AIチューター「Khanmigo」を実際に運用してきた経験から書かれている。(Gates 2024年夏のおすすめ4冊に選定。テーマは「他者への奉仕」)」

– 出典: gatesnotes「My Favorite David Brooks Book Yet」(2024)

The Women

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)
fiction historical war

ベトナム戦争で看護兵として従軍した女性たちの記憶を描いた歴史小説。2024年最も話題になった一冊。

ビル・ゲイツ 2024年

「AIが教育をどう革命するか——カーンアカデミー創設者サル・カーンによる楽観的かつ実践的なビジョン。AIチューター「Khanmigo」を実際に運用してきた経験から書かれている。(Gates 2024年夏のおすすめ4冊に選定。テーマは「他者への奉仕」)」

– 出典: gatesnotes「The Women gave me a new perspective on the Vietnam War」(2024)

Infectious Generosity

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)

TEDキュレーターが現代社会に必要な「広がる寛大さ」を提唱。慈善活動とSNS時代の道徳論。

ビル・ゲイツ 2024年

「AIが教育をどう革命するか——カーンアカデミー創設者サル・カーンによる楽観的かつ実践的なビジョン。AIチューター「Khanmigo」を実際に運用してきた経験から書かれている。(Gates 2024年夏のおすすめ4冊に選定。テーマは「他者への奉仕」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2024 Reading List

AIは私たちの学び方をどう変えるのか BRAVE NEW WORDS

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)
nonfiction ai education

Khan Academy創設者が、AIが教育格差を埋める未来を提示。実証実験と展望を踏まえた教育論。

ビル・ゲイツ 2024年

「AIが教育をどう革命するか——カーンアカデミー創設者サル・カーンによる楽観的かつ実践的なビジョン。AIチューター「Khanmigo」を実際に運用してきた経験から書かれている。(Gates 2024年夏のおすすめ4冊に選定。テーマは「他者への奉仕」)」

– 出典: gatesnotes Summer 2024 Reading List

An Unfinished Love Story: A Personal History of the 1960s

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)

ピュリツァー賞作家が亡き夫(リンドン・ジョンソン政権スタッフ)と1960年代を回想する歴史回顧録。

ビル・ゲイツ 2024年

「AI、合成生物学、量子コンピュータ——次世代テクノロジーがもたらす空前の脅威について、DeepMind共同創業者のスレイマンが鋭い警告を発する。「封じ込め問題」を冷静に分析した必読書。(Gates 2024年ホリデーリスト)」

– 出典: gatesnotes Holiday Books 2024

THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)

DeepMind創設者がAIと合成生物学が社会を再構築する未来を予測。テックリーダー必読の警鐘の書。

ビル・ゲイツ 2024年

「AI、合成生物学、量子コンピュータ——次世代テクノロジーがもたらす空前の脅威について、DeepMind共同創業者のスレイマンが鋭い警告を発する。「封じ込め問題」を冷静に分析した必読書。(Gates 2024年ホリデーリスト)」

– 出典: gatesnotes Holiday Books 2024

不安の世代 スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)

スマホ世代の若者の精神的健康悪化を社会心理学者が分析。教育・親への具体的提言を含む。

ビル・ゲイツ 2024年

「送電鉄塔、信号機、マンホール蓋——日常で目にする「インフラ」を、YouTube解説者グレイディ・ヒルハウスがイラストで体系的に解き明かす。世界の見方が変わる一冊。(Gates 2024年ホリデーリスト)」

– 出典: gatesnotes「My review of The Anxious Generation」(2024)

Engineering in Plain Sight: An Illustrated Field Guide to the Constructed Environment

gatesnotes 2024 Reading Lists (Summer & Holiday)
nonfiction engineering science

土木技師がインフラの仕組みを図解で平易に解説。橋・電力網・水道網の見方が変わる入門書。

ビル・ゲイツ 2024年

「送電鉄塔、信号機、マンホール蓋——日常で目にする「インフラ」を、YouTube解説者グレイディ・ヒルハウスがイラストで体系的に解き明かす。世界の見方が変わる一冊。(Gates 2024年ホリデーリスト)」

– 出典: gatesnotes Holiday Books 2024

ビル・ゲイツの著書

ビル・ゲイツ 本人が著者の本(国立国会図書館サーチより)

思考スピードの経営 : デジタル経営教本

思考スピードの経営 : デジタル経営教本

日本経済新聞社 1999
地球の未来のため僕が決断したこと : 気候大災害は防げる

地球の未来のため僕が決断したこと : 気候大災害は防げる

早川書房 2021
パンデミックなき未来へ僕たちにできること

パンデミックなき未来へ僕たちにできること

早川書房 2022
ビル・ゲイツ未来を語る

ビル・ゲイツ未来を語る

アスキー 1996
21世紀へ向けて

21世紀へ向けて

英潮社 1999