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有名人がおすすめする海外文学

オバマ、エマ・ワトソン、IU、加藤シゲアキら国内外の著名人が翻訳・原語で愛読する世界の名作小説。

81冊収録 · 本人発言の出典リンク付き
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★ 2人推薦

アルケミスト 夢を旅した少年

パウロ・コエーリョ(山川紘矢・山川亜希子 訳) · KADOKAWA

羊飼いサンチャゴが運命の宝物を求めて旅する寓話。SUGAは2018年から繰り返しARMYにおすすめ。

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★ 2人推薦

アーモンド

ソン・ウォンピョン

感情を感じられない少年の成長物語。本屋大賞2020翻訳小説部門1位。RMはIN THE SOOPで紹介。

「(IN THE SOOP S1 内で複数メンバーが読書。Bookstr「5 Books BTS\' SUGA Has Read」でSUGAの愛読書として記録)」

– 出典: Koreaboo(K-POP公式メディア)「5 Books Straight Out Of BTS Suga's Reading List」— BTS『IN THE SOOP』番組内放映+ファンクラブ言及記録
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★ 2人推薦

カラマーゾフの兄弟 1

ドストエフスキー

ロシア文学の最高傑作。IUがJTBC『ヒョリの民泊』(2017)で愛読し、「これまで読んだ中で最高の本」と語った。

「これまで読んだ中で最高の本。」

– 出典: Soompi「10 Books Read By Bookworm IU」

「(Jordan Peterson 公式 Great Books List + 各種講義で繰り返し言及)」

– 出典: Jordan Peterson 公式 Great Books List
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★ 2人推薦

三体

劉 慈欣 · 早川書房

中国の劉慈欣によるSF三部作の第1作。文化大革命を出発点に、地球外文明とのファースト・コンタクトを描く壮大なハードSF。Netflix で実写ドラマ化(2024)、世界40言語以上で翻訳された世界的ベストセラー。小島秀夫が日本版の帯文を執筆。

「3体もありますよ。Netflixかなんかでドラマやってますけど、3体もありますんで。僕も帯書いてたんですけど、早川さんは僕の帯で売れたら次もっと有名な人をどんどん帰ってく、今は影も形もありません。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#37 小島秀夫の頭の中を暴き出す(東京都書店商業組合, 2024)(04:50〜)

「高度な物理学とSFを融合した中国SFの傑作。クラシックなSFを彷彿とさせるテクノロジー寄りの作品。」

– 出典: Mark Zuckerberg「A Year of Books」 (Facebook, 2015)
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★ 2人推薦

侍女の物語

マーガレット・アトウッド(斎藤 英治 訳) · 早川書房(ハヤカワepi文庫)

アトウッドの代表的ディストピア小説。Our Shared Shelf 2017年5-6月の課題書。テレビドラマ化でも世界的話題に。

2人推薦 推薦者: エマ・ワトソン 三宅 香帆

「Our Shared Shelfで皆さんと読んだ本。今こそ語られるべきテーマが詰まっています。」

– 出典: Our Shared Shelf 2017年5-6月選書

「マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』は私めちゃくちゃ好きなんですけど、なんか事あるごとに読み返したくなる。なぜならニュース見ると読み返したくなるというか、なんかSFなんだけどあんまりこうディストピアなんだけどのSF小説なんですけど結構現実でも関係ある感じのニュースとか出てくるたびに、は、『侍女の物語』で書いてたやつやってなったりするのでそういう意味だと結構読み直したりするしたくなったりする。」

– 出典: 三宅香帆YouTube「衝撃を受けた本10冊」(2025)(14:46〜)
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★ 2人推薦

少年が来る

ハン・ガン

1980年光州事件を題材にした韓江の代表作。ノーベル文学賞作家による重い問いの一冊。

「韓江『少年が来る』。胸が重くなる読書だった。(原文: Human Acts by Han Kang. A heavy-hearted read.)」

– 出典: RM(@BTS_twt) Twitter投稿 2021/5/18

「I asked my friend: 'Hey, I want to read! Do you have any books to recommend?' And they got so excited and recommended Han Kang's and Keigo Higashino's books. So that's literally all I read.(友達に「読書したいから本を勧めて」と頼んだら、すごく喜んで韓江と東野圭吾の本を勧めてくれた。だから軍服務中はその2人の本ばかり読んでた)」

– 出典: Rolling Stone「BTS' V Interview: Solo Career, Making 'Arirang,' Group Egos」(Brian Hiatt, 2024)— V本人による軍服務中の読書発言
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★ 2人推薦

星の王子さま

サン=テグジュペリ · 新潮社(新潮文庫)

サン=テグジュペリの永遠の名作、河野万里子による新訳。

2人推薦 推薦者: 檜山 沙耶 宮崎 駿

「あと星の王子様読みたいんです、今、星の王子様。なぜに星の王子様な(の)ですけど、好きな英語の本があって(『英語で読む星の王子さま』が併売)、ニュアンスが日本のと違っていて衝撃を受ける。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#70(SHUPPUNK, 2024)(05:45〜)

「最初に読み終えた時の気持ちが忘れられません。言葉にすると何か大切なものがぬけ出てしまうような気がして、だまりこくってシーンとしていました。」

– 出典: 岩波少年文庫「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」(2011年) 本人手書きカードより
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★ 2人推薦

月は無慈悲な夜の女王

ロバート・A・ハインライン(矢野徹 訳) · ハヤカワ文庫SF

21世紀、月の植民地が地球からの独立を求めて反乱を起こす。ハインライン後期の代表作で、自己意識を持ったコンピュータ「マイク」と革命家たちの闘いを描く。ヒューゴー賞受賞。

「僕の一押しは『月は無慈悲な夜の女王』というハインラインの小説。21世紀、2030年の世界で月が独立するって話。月が地球の圧力に耐えかねて『俺たち植民地が独立するぜ』と地球に戦争を仕掛けて、最終的にはリニア・カタパルトを使って地球に隕石を落とす。これ実は機動戦士ガンダムの元ネタなんですよ。富野さんはハインラインの小説を系統的に読んでいて、『宇宙の戦士』からパワードスーツって名前と概念を持ってきて、お話全体の大きい流れとして地球に対して植民地が独立してその時の最大の兵器は何かというと地球に物を落とすことになる——というのも元ネタにしてる。 Googleやアップルはなぜ生まれないのかというのに対し…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』月は無慈悲な夜の女王 解説(00:00〜)
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Fight Club

Chuck Palahniuk · W. W. Norton

Chuck Palahniuk's debut novel — a dark, philosophical examination of consumerism, masculinity, and meaning. The basis for Fincher's 1999 film.

「若い人がこの本を読んでいないことに驚かされる。本当に人生を変える一冊。これは私の世代の古典であり、私たちの時代を定義し、結局それが意味を見つける方法を示している本。革命的な思想に巻き込まれ過ぎることへの警告でもある。」

– 出典: ryanholiday.net/the-reading-list (Ryan Holiday's primary recommendation list with personal commentary)
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HERE ヒア

リチャード・マグワイア(大久保 譲 訳) · 国書刊行会

一つの部屋の片隅を、35億年前から22175年まで多重時間軸で描く実験的グラフィックノベル。アングレーム国際漫画祭グランプリ受賞作。

推薦者: 成田 悠輔
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The Moviegoer

Walker Percy · Vintage

Walker Percy's National Book Award-winning novel. A New Orleans man so in love with the artificiality of movies that he has trouble living his actual life.

「『ムービーゴワー』は、自分の頭の中に閉じ込められた若者が必ず読むべき小説。主人公は——私が住んでいた数ブロック先のニューオーリンズ在住——映画の人工性に恋をしすぎて、自分の本当の人生を生きるのに苦労する。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のいい大人版のような本。完璧な一冊。」

– 出典: ryanholiday.net/the-reading-list (Ryan Holiday's primary recommendation list with personal commentary)
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この世界からは出ていくけれど

キム・チョヨプ(カン・バンファ・ユン・ジヨン 訳) · 早川書房

マイノリティとマジョリティの理解と共存をめぐる、キム・チョヨプの最新短編集。

推薦者: 宇垣 美里

「こっち(『この世界からは出ていくけれど』)が多分最新かな。これはもう、例えば4本目の手がどうしてもあるように感じてしまう女の子とか、その土地では息が吸えない子供とか、なんかそこには馴染めないというかちょっとずれたところにいるような人が、そこにはいられないけれど、でもあなたのことは大好きだったし、あなたの幸せを願っているよっていう祈りみたいな瞬間がすごい描かれていて、なんか読むたびに泣きそうになる。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(15:13〜)
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しゃっくりガイコツ

マージェリー・カイラー(S.D.シンドラー 絵、椎名 かおる 訳) · あすなろ書房

しゃっくりが止まらないガイコツの愉快な物語。子どもの読み聞かせ定番絵本。

推薦者: アレン様

「しっくり骸骨、私骸骨大好きなの。これいいですか?ちょっと気になるましょう、ましょう。一旦これで(カゴに入れる)。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#130(SHUPPUNK, 2025)(14:02〜)
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その女アレックス

ピエール・ルメートル(橘 明美 訳) · 文藝春秋(文春文庫)

フランスの作家ピエール・ルメートルによるカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第2作。英国推理作家協会賞受賞、本屋大賞翻訳小説部門第1位、文春文庫版で60万部超の大逆転サスペンス。

推薦者: 小島 秀夫

「ここにルメートルいっぱいありますよ。これはもうこれが1番売れてます。僕これ結構好きなんですね。こんなん読んだらもう日本の作家、日本の読者は気になり、いやクオリティが高すぎてですね。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#37 小島秀夫の頭の中を暴き出す(東京都書店商業組合, 2024)(17:57〜)
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たんぽぽのお酒(ベスト版)

レイ・ブラッドベリ(北山 克彦 訳) · 晶文社

1928年、米国イリノイの夏。少年ダグラスが祖父の家で過ごすひと夏の魔法を綴った、ブラッドベリの自伝的傑作。

推薦者: 三宅 香帆

「ああ私の大好きなたんぽぽのお酒が、これ大好きなんですよ。レイ・ブラッドベリ、家にあるんですけどね。私SF音痴でなんかSFがあんまりちゃんと読めないんですけど、読めない中でもレイ・ブラッドベリだけはすごい面白く読めるっていう。火星年代記とかなんかザSFのタイトルが印象的なんすけど、たんぽぽのお酒もでも面白いって話は聞いて。すごくねノスタルジックな。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#69(SHUPPUNK, 2024)(19:01〜)
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ぼく モグラ キツネ 馬

チャーリー・マッケジー(川村 元気 訳) · 飛鳥新社

英国のアーティスト、チャーリー・マッケジーが描くベストセラー絵本。ぼく、モグラ、キツネ、馬の4人が一緒に旅をしながら、生き方や愛や勇気について語り合う。世界で100万部超え。日本語版翻訳は川村元気の初めての翻訳作品。

推薦者: 上白石 萌音

「ぼく、モグラ、キツネ、馬、大好き、知ってます。めちゃくちゃ好き。泣いちゃいます。これは泣いちゃう本です、絵本の。なんかね結構哲学的な。これはめっちゃ私、結構いろんな人にプレゼントをしてます。本をプレゼントするとすごいいいですよね、絵本とかは送りやすいんですよね。」

– 出典: YouTube「#木曜日は本曜日」上白石萌音「世の中が嫌になった人にオススメの本」(東京都書店商業組合, 2022/2024)(12:28〜)
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディ みかこ · 新潮社(新潮文庫)

イギリスの中学に通う息子が直面する人種・階級・ジェンダーの問題を描いた大ヒットノンフィクション。

推薦者: 宇垣 美里

「ブレイディみかこさん大好きなんですけど、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』、あれはエッセイなのかな、息子さんのお話を書いたのがすごい面白くて。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(13:36〜)
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わたしたちが光の速さで進めないなら

キム・チョヨプ(カン・バンファ・ユン・ジヨン 訳) · 早川書房

韓国SF文学賞受賞のキム・チョヨプによるSF短編集。日本で最初に翻訳された一冊。

推薦者: 宇垣 美里

「キム・チョヨプ大好きで、文章がすごく私的で、言葉がすごく綺麗でキラキラしているんですけど、ちょっと物々しいんですよね。あなたと私は本当に分かり合うことはできないけれど、でも一緒にいて楽しかったことは嘘じゃないし、っていうこのすごく分かり合えるわけもない他者同士がでも一緒にいることのたまにある掛け替えのない瞬間みたいなものをすごく丁寧に丁寧に描いてらっしゃって、これが多分1個目、日本で最初に出たやつ。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(14:23〜)
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ウォッチメイカー(上)

ジェフリー・ディーヴァー(池田 真紀子 訳) · 文藝春秋(文春文庫)

リンカーン・ライムシリーズの代表作。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」などミステリー三冠を達成。

推薦者: 佐久間 宣行

「ジェフリー・ディーバー大好きですね。1番最初に結局何面白かったなと思うと、ウォッチメーカーなんですよ。」

– 出典: YouTube SHUPPUNK「本ツイ!」#50(2024)(12:29〜)
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エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

オースン・スコット・カード(田中 一江 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

ヒューゴー賞・ネビュラ賞ダブル受賞のスペースオペラ古典。天才少年エンダーが宇宙艦隊指揮官に育て上げられる物語。

推薦者: 佐久間 宣行

「オーソン・スコット・カード、エンダーのゲーム。めちゃくちゃ最高、めちゃくちゃ最高ですね。オーソン・スコット・カードは本当に夢中にさせてもらいました。」

– 出典: YouTube SHUPPUNK「本ツイ!」#50(2024)(17:50〜)
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ガチョウの本

イーユン・リー(篠森 ゆりこ 訳) · 河出書房新社

戦後フランスの貧しい村で育った少女アニェスとファビエンヌの「物語をつくる遊び」を描く長編。2023年 PEN/フォークナー賞受賞。

推薦者: 宇垣 美里

「これ気になります、すごい気になっていた本でした。北京生まれの方でアメリカにいらっしゃるのかな、英語で書かれた本かしら。この絵がいいね。小説を書く人の話みたい、面白そう。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(21:55〜)
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キャッチャー・イン・ザ・ライ

J.D.サリンジャー(村上 春樹 訳) · 白水社

1951年刊行のJ.D.サリンジャーの代表作。クリスマス前のニューヨークを彷徨う16歳のホールデン・コールフィールドの3日間。世界6000万部突破。村上春樹による2003年新訳。

推薦者: 加藤 シゲアキ

「もう僕はキャッチャー・イン・ザ・ライだっていうのはもう、もはや決め。人生を変えたってこれを入れないと嘘つきになっちゃう。ホールデン・コールフィールドっていう主人公がひねくれてるんですけど、相場ピュアなんですよね。ピュアゆえのひねくれ方で人生がすごく生きづらいんだけど、その中でいろんな思いを見つけていく。本当の俺、俺じゃんって、なんで俺のことこんなわかるんだろうと思って。本通してなんか繋がって一人じゃないよって言われたような気がして、救われてちょっと楽になるっていう体験を読書で初めてしたんですよね。」

– 出典: YouTube「#木曜日は本曜日」加藤シゲアキ「愛が何か知りたくて、僕はこの本を手に取った」(東京都書店商業組合, 2022/2024)(01:18〜)
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キャリー

スティーヴン・キング(永井淳 訳) · 新潮社(新潮文庫)

スティーヴン・キングのデビュー作(1974年原著)。10年間売れない教師時代に書き上げた自信作。ブライアン・デ・パルマ監督で映画化。母親の狂信的キリスト教信仰の中で生きた女子高生の超能力と惨劇。

推薦者: 岡田 斗司夫

「スティーブン・キングのキャリーって、僕らが見るときには『超能力を持った女の子がいじめられっ子で最後に皆殺しにする話』だと思ってる。ブライアン・デ・パルマ版もそうですね。でもキング版のキャリーはもっと青春ストーリー。お母さんがカルト的なキリスト教信者で『お前は男の汚れた血で生まれてきた』と教えていて、生理が遅れて学校でみんなにタンポンを投げつけられていじめられるシーンから始まる。 キングがすごいのは、キャリーといじめてる子の両方に感情移入する。いじめてるグループも内部で『あんなにいじめていいの?』『やりすぎたんじゃない?』と分裂してくる。やりすぎたと思った女の子が『私はキャリーの友達になりたい…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』キャリー 解説(00:00〜)
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クージョ

スティーヴン・キング(永井淳 訳) · 新潮社(新潮文庫)

1981年原著。狂犬病になった犬と、車中に閉じ込められた母子のサバイバルを描くホラー。冒頭の自動車修理工場のおっさんの『職人哲学』が圧巻。

推薦者: 岡田 斗司夫

「クージョって話は、狂犬になった犬が襲ってきて車に閉じ込められた人の話なんだけど、その狂犬を勝ってたおっさんの話が出てくる。自動車修理工場を自分で経営してるおっさん、すごい職人気質の人。彼が言うには——『自分のものになるってのは、どれぐらい自分が直したか、手を加えたかだ』。彼は車の修理をやってるからベンツやポルシェやランボルギーニをいっぱい見るけど、『そういう車を持ってる奴はいるけど、彼らは持ってない、ただ買っただけだ』と。 『俺の車は中古のシルビアみたいな車、ポンティアックとか中古の車。でも俺が何回壊れようと何回も直した、エンジンも1回ばらして自分でちゃんと動くようにした。何度も付き合ったと…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』クージョ 解説(45:31〜)
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グレープフルーツ・ジュース

オノ・ヨーコ(南風 椎 訳) · 講談社(講談社文庫)

ジョン・レノン「Imagine」の着想源にもなった、オノ・ヨーコによるパフォーマンス・インストラクションの集成。

推薦者: 成田 悠輔

「この本を燃やしなさい。ときに些細な、ときに雄大な行動を誘発して意味と無意味の淡いを探るパフォーマンスブック。」

– 出典: YouTube「東京の本屋さん #木曜日は本曜日」第11弾(2022)(10:37〜)
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シャイニング (上)

スティーヴン・キング(深町眞理子 訳) · 文藝春秋(文春文庫)

1977年原著。スタンリー・キューブリック監督で映画化された名作だが、原作は雪山のホテルで売れない作家の旦那が徐々に狂気に飲み込まれていく心理ホラー。ジャック・ニコルソンの配役にキングが激怒したことで有名。

推薦者: 岡田 斗司夫

「シャイニングというのはスティーヴン・キングの原作をスタンリー・キューブリックが映画化した。最初はキングが喜んだけど、キャスティングの段階からトラブル——『ジャック・ニコルソンを主役に選んじゃった、これあとに狂ってしまう役なのにジャック・ニコルソンは最初から狂ってるじゃないか』。次に嫁さんのウェンディ役も、原作はしっかりした人なのに映画用に選ばれたシェリー・デュヴァルがすごい神経質そうな顔してて『最初から夫が狂ったら叫びそう』と。 『プレイ・メイクス・ジャック・ア・ダル・ボーイ』——『働いてばっかりで遊ばないとジャックは今にも気が狂る』という1文を、奥さんがタイプライターを覗くと何百枚もこの文…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』シャイニング (上) 解説(10:32〜)
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スイマーズ

ジュリー・オオツカ(小竹 由美子 訳) · 新潮社(新潮クレスト・ブックス)

地下プールに集う水泳愛好家たちの群像と、認知症が進む母の物語が交錯する。全米批評家協会賞受賞作。

推薦者: 宇垣 美里

「これ読みたいと思ってたんだ、『スイマーズ』。なんかいいよって友達が言っていて、どういう本かは全然よく分かってないんですけど、とにかく良かったって。プールを愛する人々、泳ぐことを愛する母が認知症になった、っていう話みたいですね。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(21:09〜)
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スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編

スティーヴン・キング(山田順子 訳) · 新潮社(新潮文庫)

原題『The Body』、1982年原著。キング『恐怖の四季』所収の中編。ロブ・ライナー監督で1986年に映画化された名作青春映画の原作。少年時代の友情と『大人になること』の喪失を描く。

推薦者: 岡田 斗司夫

「ロブ・ライナー監督の青春映画の傑作。1959年(ロブ・ライナーが12歳だった年)、少年4人が見知らぬ少年の死体を探しに冒険する話。冒頭で監督ロブ・ライナーは原作者キングに『主人公ゴーディはどれだけ本当の話をしてるんですか?』と質問、キングは『俺自身も自分の経験と人に話す時に面白く盛っちゃうことの境がわからなくなる、作家っていうのは生まれつきの嘘つきで自分の言った嘘を信じ込むし、嘘の中に本当を混ぜるから余計わかんなくなる』と答えた。 映画では『叙述トリック』が使われる——途中から美化された嘘が混ざる。ヒントは(1) ラストで友達クリスが消えていくシーンで、不思議に半透明になって完全に消えてしま…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋 解説(48:00〜)
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タイタンの妖女

カート・ヴォネガット・ジュニア(浅倉久志 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

ノーベル文学賞に最も近いSF作家と言われたカート・ヴォネガットのデビュー長編(1959年原著)。爆笑問題・太田光が事務所名「タイタン」の由来として愛読書に挙げた、ハンディキャップ主義のディストピア。

推薦者: 岡田 斗司夫

「爆笑問題の太田光さんが自分の事務所『タイタン』って名前付けたのは世界で一番好きな本がこのタイタンの妖女ということ。火星人の侵略戦争の後、地球が平和になるって話。その平和になった地球で『徹底的に無関心な神の教会』というのが地球最大の宗教になる。神は存在するんだけれども『お前になんか興味がない』という宗教。神は偉大すぎて忙しすぎる、だから人類のことに興味を持ってる暇なんかない、自分のことは自分で神に救いを求めずに何とかしなさいという。 その教会のメリトクラシーがハンディキャップ主義。全ての人間にハンディキャップを与えて、あらゆる人を平等にしましょう、と。顔の美しい女は醜い仮面をかぶる。イケメンは…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』タイタンの妖女 解説(05:54〜)
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ドクター・スリープ

スティーヴン・キング(白石朗 訳) · 文藝春秋

スティーヴン・キングによる『シャイニング』(1977年)の続編(2013年原著)。キング初の続編作品。映画化もされた中年期のダニエル・トランスの物語。

推薦者: 岡田 斗司夫

「シャイニングの続編。シャイニング、みんな読んでないでしょ。映画を見た人はすごく多いんだけど、原作読んだ人がほとんどいないんですよ。キャリーも同じ、スタンドバイミーも、グリーンマイルも、遠雷の空に——スティーヴン・キングって本当に才能で、こんなに映画で多いのに案外読まれてない。なんでこの人もっと読まれないのかな? キング小説には必ず『善と悪』という概念が出てくる。最後に必ず善は勝つけど、勝つときには代償を要求する——最も大事なものが犠牲になる、何かを失わなければいけない。これは日本人に不得意な概念。日本のホラーは呪怨もリングも善悪の戦いじゃなくて、貞子は『可哀想だから恨みの世界に閉じ込められた…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』ドクター・スリープ 解説(00:00〜)
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ハンティング・タイム

ジェフリー・ディーヴァー(池田真紀子 訳) · 文藝春秋

コルター・ショウ・シリーズ第4作。サプライズ作家ジェフリー・ディーヴァーの最新作(ドンデン返し20回超え)。

推薦者: 佐久間 宣行

「ジェフリー・ディーヴァー大好きですね。今までは毎年、正月にディーヴァーを読んでましたね。お酒飲みながら、年末年始に読むのが大体楽しみにしてました。自分がミステリー系のバラエティとかドラマとかやるに、1番最初に「結局何が面白かったかな」と思うとジェフリー・ディーヴァーで、ボーン・コレクター・シリーズの中でも結構古典に近いっていう。これも買おうかな、読む時間なかなかなさそうだけど。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#50(SHUPPUNK, 2024)(11:39〜)
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ブラッカムの爆撃機

ロバート・ウェストール(金原瑞人 訳・宮崎駿 カラー漫画) · 岩波書店(岩波少年文庫)

イギリスの児童文学者ロバート・ウェストールの戦争児童書。第二次大戦中の英国空軍爆撃機を舞台にしたホラー小説。宮崎駿が24ページのフルカラー漫画『航空ファンタジー博物館』を寄稿した稀有な一冊。

推薦者: 岡田 斗司夫

「宮崎駿が中に24ページもフルカラーの漫画を描いてるんですね。これだけでもお買い得なんですけど、この小説自体がめちゃくちゃカッコイイ。主人公は高校卒業したばかりのゲイリーという男の子で、英国空軍に入って5人組のチームでウェリントン爆撃機に乗せられる。 第二次大戦中のイギリスは『飽和爆撃』という方法をとっていた——1回の爆撃に100機・500機・最終的には1000機の編隊でドイツを爆撃。20回出撃で1セット組んで、なかなかその1セット終わらない、生き残る確率が44%、数セットいくと20%まで下がる暗い損耗率の高い時代。イギリスは10万人の若者を死なせて、ドイツに与えた損害は民間人含めて1万人いか…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』ブラッカムの爆撃機 解説(00:00〜)
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プロジェクト・ヘイル・メアリー

アンディ・ウィアー(小野田和子 訳) · 早川書房

『火星の人』アンディ・ウィアー長編3作目。記憶を失った主人公が宇宙船で目覚め、人類の存亡を賭けたミッションに挑むエンタメ大作。ライアン・ゴズリング主演で映画化決定。

推薦者: 岡田 斗司夫

「アンディ・ウィアーというSF作家の長編3作目。もともとアンディ・ウィアーはプログラマー、趣味でSF小説をずっと書いてた——37歳の時に自分のブログで発表してた、本当に同人作家だった。ブログで『火星の人』を連載してたのが人気が出て、2年経った時点でKindleで自費出版したらベストセラーになって、マット・デイモン主演で『オデッセイ』として映画化された。プロジェクト・ヘイル・メアリーは去年出版された再再再作。来年か再来年あたりライアン・ゴズリング主演で映画化も決まってる。ものすごい面白い。 主人公が記憶を無くして目が覚める。真っ暗なベッドみたいなところに閉じ込められて、ここはどこかも分からない、…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』プロジェクト・ヘイル・メアリー 解説(15:02〜)
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ホメロス イリアス 上

ホメロス(松平千秋 訳) · 岩波文庫

古代ギリシアの叙事詩人ホメロスによる、トロイア戦争を描く西洋文学最古の叙事詩。アキレウスの怒りと運命を中心に、英雄たちの闘いと神々の介入を歌い上げる。

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マジック・キングダムで落ちぶれて

コリイ・ドクトロウ(浅倉久志 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

コリイ・ドクトロウによる近未来SF(2003年原著)。貨幣経済が消失し「Whuffie(ウフィ)」という評価値で動く社会で、フロリダのディズニーランドを巡るドラマが展開する。

推薦者: 岡田 斗司夫

「Twitterのミックスでネタにされてるのを知ってる人も多いと思うけど、これぞ評価経済社会というのはどういうものか分かるSF小説。Whuffie(ウフィ)という概念が出てくる。貨幣経済というのはもうほとんど廃れてしまって評価経済のみで成立している世界。ディズニーランドのHaunted Mansionに住んでいる、住みながらそこを運営しているこういう人達の話。彼らはお金を得ているのではなくて評価を得ている、その評価がWhuffie値。 相手のWhuffieを見るときに、何かスマートフォンみたいなものを見るんじゃない。相手の顔を見て目線を失礼でない程度にちょっと上に上げる回転——相手のWhuff…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』マジック・キングダムで落ちぶれて 解説(12:18〜)
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マーダーボット・ダイアリー 上 弊機は社畜じゃありません

マーサ・ウェルズ(中原尚哉 訳) · 東京創元社(創元SF文庫)

ヒューゴー賞・ローカス賞・ネビュラ賞ほか10冠制覇のマーサ・ウェルズによる中編連作シリーズ第1巻。中二病で対人恐怖症の警備ロボット「弊機」が主人公。

推薦者: 岡田 斗司夫

「マーサ・ウェルズという女性作家。主人公は一人称小説で、主人公は自分のことを『弊機』って言う。『弊社』のことを言うのと同じで——主人公がロボットだから。1部生体部品を使っているけれども、基本的にロボット。自己卑下語がすごい強くて『私なんて本当にくだらなくて薄汚れててプログラムもダメで本当にいつ破壊されてもおかしくないだめなロボットだ』と自分のことを言いながら、プライドだけはめちゃめちゃ高い。中二病のロボットが主人公という、見たこともないような、ラノベじゃなくて本格SFを海外作家が書いた手柄。 弊機は対人恐怖症で人間が恐怖。人に見られるのが苦手、仲間になろうと言うとものすごい腹が立って、一人きり…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』マーダーボット・ダイアリー 上 弊機 解説(18:55〜)
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ムーミンパパの思い出

トーベ・ヤンソン(小野寺百合子 訳) · 講談社(青い鳥文庫)

ムーミンシリーズで唯一の自伝形式。孤児だったムーミンパパがスナフキンやスニフの父と出会う青春大冒険を回想する。

推薦者: 岡田 斗司夫

「ムーミンパパの思い出はムーミンシリーズの中でも特殊な位置づけ。ムーミントロールたちの割とほのぼのとした話ではなくて、孤児だったムーミンパパが自分の中である大冒険を語る話。当時はターンに見て覚えたんですけど、孤児院の中で『あなたは誰でもない、ただの一人の子供よ』と言われて、自分は特別なはず、特別のはずだと思い込んで、優しかったムーミンパパが自分が特別であることを証明したくて孤児院を家出して、後にスナフキンやスニフのお父さんになる人たちと出会って冒険が始まるという青春大冒険もの。すごい好き、小学校5年の時に買ってもらいました。」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』ムーミンパパの思い出 解説(05:39〜)
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メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ

シオドラ・ゴス(鈴木 潤 ほか 訳) · 早川書房(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ジキルとハイドの娘メアリらが結成する〈アテナ・クラブ〉が、誘拐されたシャーロック・ホームズを救うべくモリアーティ教授の陰謀に挑むヴィクトリア朝アドベンチャー。

推薦者: 宇垣 美里

「『メアリ・ジキル』はすごい面白くて大好きでした。ジキルとハイドの娘が主人公で、いろんなモンスター娘たち(ヴァン・ヘルシングの娘、毒娘、猫娘、ラパチーニの娘、フランケンシュタインの花嫁など)が手を合わせて、時々ホームズも出てきて、ヴィクトリア時代を駆け巡って互いを助け合うっていうのがめっちゃ面白かった。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(16:48〜)
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二年間の休暇(十五少年漂流記)

ジュール・ヴェルヌ(朝倉 剛 訳) · 福音館書店(福音館文庫)

ジュール・ヴェルヌの古典冒険小説。日本では『十五少年漂流記』のタイトルで知られる。船から漂流した15人の少年たちが無人島で2年間サバイバルする物語。

推薦者: 林 士平

「2年間の休暇ですね。日本だと十五少年漂流記の方が多分有名なタイトルですけども。漂流してとある島について15人の少年たちがどうにかこうにか生き延びて帰るまでの話ですね。人種が違う方も混ざっててその方を巡る問題とかもすごく心に残ってて。多分僕が小学校の頃、林という名前で台湾人だったからなのか、そういう異物が混ざりながら喧嘩して分かり合うっていうのに対して羨ましいと思ったのかな。」

– 出典: YouTube「#木曜日は本曜日」林士平「オリジナルなものを生み出すためのトレーニング」(東京都書店商業組合, 2022/2024)(01:04〜)
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動物農園

ジョージ・オーウェル(吉田健一 訳・ヒグチユウコ 装画) · 中央公論新社

オーウェルの寓話小説の決定版。吉田健一による定番訳に、ヒグチユウコの装画と挿絵を全編にあしらった単行本。

推薦者: 宇垣 美里

「こんな尖った見た目でしたっけ?やばい本みたいな感じで素敵すぎない?多分中学生か高校生ぐらいの時に読んだけど、これは物として欲しいな。だってすごくないですか、おしゃれすぎません?」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(19:43〜)
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十二月の十日

ジョージ・ソーンダーズ

ブッカー賞作家ソーンダーズの傑作短編集。「価値の小さな人々の愛情、優しさ、尊厳」を独特の想像力で描く。

推薦者: 加納 愛子
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呪われた街 (上)

スティーヴン・キング(永井淳 訳) · 集英社(集英社文庫)

スティーヴン・キングの隠れた名作(1975年原著『Salem's Lot』)。メイン州の小さな町セーラムズ・ロットを襲う吸血鬼の恐怖を描く。トワイライトなどの吸血鬼ものとゾンビ作品の原点。

推薦者: 岡田 斗司夫

「スティーブン・キングの隠れた名作。実はスティーブン・キングの一番怖い話はこの『呪われた街』だと思う。集英社文庫で上下巻で繋がっていて、お墓が表紙になってる。メイン州の小さな町セーラムズ・ロットが舞台、主人公は小説家のベン・ミアーズ。 おでこに白い斑点がある犬が殺されて墓地のフェンスに吊るされる——西洋の伝承で『第三の目』、魔を退ける犬。それが殺された。バーロー商会というアンティーク家具の店が町の真ん中の元洗濯屋を1ドルで買う条件——絶対誰にも言わない・1ドル以上払えない・全て不動産屋で行う、見返りに150-200万ドルの土地。何ヶ月かしてヨーロッパから巨大な荷物が地下室に運ばれる、運んでいる…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』呪われた街 (上) 解説(00:00〜)
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地球でハナだけ

チョン・セラン(すんみ 訳) · 亜紀書房(〈チョン・セランの本〉05)

韓国SF作家チョン・セランによる、人間と宇宙人の時空を超えたラブストーリー。

推薦者: 佐久間 宣行

「今日、本屋さんに行くまで、いやチョン・セランのこと忘れてました。あそこ(韓国文学コーナー)に当たった時、「あ、俺、そういや、チョン・セランのあの別の小説読みたかったんだ」ってのを思い出した。「ティピープル(フィフティ・ピープル)」が本当に素晴らしくて、それ以来、その方の新刊を読もうと思って読めてなかったので。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#50(SHUPPUNK, 2024)(27:05〜)
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夏への扉

ロバート・A・ハインライン(福島正実 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

ハインラインの代表作(1957年原著)。コールドスリープと時間旅行を扱った長編SF。日本ではタイトルの詩情から熱狂的に愛され、少女漫画家のレジェンドたちもオールタイムベストに挙げる『幻の名作』。

推薦者: 岡田 斗司夫

「10年ぐらい絶版状態で、古本屋さんで探したら買えるけど読めないという状態が続いた。少女漫画家のレジェンドたちが『夏への扉』をすごい褒めて、岩館真理子先生は『私が一番好きなのはオールタイムで夏への扉』。これが『幻の名作』と呼ばれる理由。 第1章冒頭『6週間戦争の始まる少し前、僕と猫のピートはコネチカット州の古ぼけた農家に住んでいた』——『6週間戦争』というキーワードだけで核戦争を連想させる。続いて『マンハッタンの被爆地帯の端にあった古い農家』、たった3行でマンハッタンが核攻撃で消えたのが分かる。SFの読み方は、作者が説明せずキーワードを並べて読者に推理させる『共犯関係』。 古い農家には扉が1…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』夏への扉 解説(00:00〜)
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夢遊病者たち 1――第一次世界大戦はいかにして始まったか

クリストファー・クラーク(小原 淳 訳) · みすず書房

第一次世界大戦の起源を「夢遊病者たち」というメタファーで描いたクリストファー・クラーク(ケンブリッジ大学)の決定版。Cundill Prize、Los Angeles Times Book Prize 受賞。

「This is a really good book, and has been on my mind watching the news lately.(これは本当にいい本で、最近のニュースを見ながら何度も思い起こす)」

– 出典: Sam Altman (@sama) X 投稿(2022年2月21日)
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宇宙の戦士

ロバート・A・ハインライン(矢野徹 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

ハインラインの軍事SF(1959年原著)。機動戦士ガンダム『パワードスーツ』の元ネタ。道徳哲学の授業を通じて『暴力と決着』を問う問題作。

推薦者: 岡田 斗司夫

「ハインライン作の軍事SF。物語の最初の部分に主人公がもうすぐ高校卒業する、その中で『道徳哲学』の時間というのがある——これは『宇宙の戦士』以来の造語。最後の授業で学生たちが自由に質問する中、ある女性徒から『暴力は何も解決しないと母から言われましたって』と言われる。これに対して道徳哲学のデュボワ先生(元軍人)は『暴力は歴史上最も多くのことに決着をつけてきた』と語る。解決するとは言ってない、決着というのが暴力によって歴史上最も多くのことを決着つけてきた。これに反対するのは最悪の希望的観測に過ぎない、この事実から目を背けようとする民族種族はその命と自由という高い代償を支払わされる。 僕がこの小説を…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』宇宙の戦士 解説(00:00〜)
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巨神計画

シルヴァン・ヌーヴェル

ニューヨーク発の話題作。世界各地で発掘される巨大ロボットの手・脚を集める極秘プロジェクトを、調査記録とインタビュー形式で描くSFスリラー。

推薦者: 岡田 斗司夫

「女の子が13歳の誕生日に自転車をもらって、新品の自転車に乗りたくて仕方がない。誕生日パーティーが終わって急いで外に出て、すごい速いと思ってたら森の中に何か緑色の光が見えた。光が見えてお守りの中に転生痛いって、足元から崩れてドーンと落ちる。気がつくと穴の底にいて、地面が真四角に切られてて空が見えて、お父さんと消防隊員がいてグループが降りてきて自分を助ける——タンカに乗せられてくる。それから3日くらいして消防団員の人が初めて写真を持ってきてくれて、『君みたいんじゃないかなと思って、これ君を助ける時の写真』と見せてくれたら、すごい巨大な穴の中に金属でできた手のひらがドーンとあって、そこの真ん中に女の…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』巨神計画 解説(04:23〜)
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悲しみよ こんにちは

フランソワーズ・サガン(河野 万里子 訳) · 新潮社(新潮文庫 Star Classics 名作新訳コレクション)

18歳のサガンが書いた、避暑地での親子のひと夏を描いた心理小説。

推薦者: 上白石 萌音

「私はこれを読んで文学ってすごいって思いました。生活してて、なんか言葉にできない感情っていっぱい出会うじゃないですか。そういうもやっとした、一言では表せない、これ言語化できないなっていう気持ちが全部言語化されてるんです。もやもやしてる人、世の中が嫌になってきた人に読んでほしい。本は逃げ場所だと思うんです、私。逃げていい場所だと思うんですよ。」

– 出典: YouTube「#木曜日は本曜日」上白石萌音「世の中が嫌になった人にオススメの本」(東京都書店商業組合, 2022/2024)(06:03〜)
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春にして君を離れ

アガサ・クリスティー(中村 妙子 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫 クリスティー文庫)

クリスティーが「メアリ・ウェストマコット」名義で発表した、ミステリではない6作のうちの一作。砂漠で足止めされた英国主婦が、自分の人生を見つめ直していく心理小説。

推薦者: 三宅 香帆

「アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』っていう小説があってですね、もうこれがそれこそ仕掛けが見事なんですよ。特に『春にして君を離れ』はギャッてなるし、ギャッて今からなんか記憶を消してもう1回ギャッてなりたいっていう感じの小説でもありますね。主婦の話でちょっとなんか旅しながら色々思い出すみたいな話なんですよね。」

– 出典: 三宅香帆YouTube「衝撃を受けた本10冊」(2025)(04:19〜)
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死者の代弁者〔新訳版〕(上)

オースン・スコット・カード(中原 尚哉 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

『エンダーのゲーム』の続編。ヒューゴー賞・ネビュラ賞2年連続ダブル受賞という史上唯一の偉業を成した名作。

推薦者: 佐久間 宣行

「エンダーのゲームシリーズは本当に死者の代弁者も素晴らしいし、オーソン・スコット・カードは本当に夢中にさせてもらいました。」

– 出典: YouTube SHUPPUNK「本ツイ!」#50(2024)(18:05〜)
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海賊の経済学 見えざるフックの秘密

ピーター・T・リーソン

「海賊」を経済学的に分析した異色のノンフィクション。アダム・スミスの「見えざる手」をもじり、海賊社会も合理的経済主体だったという論を実証データで展開。

推薦者: 岡田 斗司夫

「今日はめちゃくちゃ面白い本5選②をプレゼンします。」

– 出典: 岡田斗司夫ゼミ「おもしろい本5選②」(YouTube)
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火曜クラブ

アガサ・クリスティー(中村 妙子 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫 クリスティー文庫)

アガサ・クリスティのミス・マープル初登場短編集(1932年)。『火曜クラブ』として知られる13編の安楽椅子探偵物語。

推薦者: 小島 秀夫

「クリスティコーナーがあ、まこの辺はもう名作なんで。みんなポアロは知ってると思うんですけど、これマープルね。マープルなんですか?マープルの方が重かったりするんですよ。ポアロが一番出てますけど、ミス・マープルは外れがないので、どんなこと言ってもそっちから入った方が、ポアロとやっぱなんか違う部分があるんで、まあ筋は一緒なんですけどクオリティは高い。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#37 小島秀夫の頭の中を暴き出す(東京都書店商業組合, 2024)(20:35〜)
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神の目の小さな塵

ラリイ・ニーヴン / ジェリイ・パーネル(池央耿 訳) · 東京創元社(創元SF文庫)

ニーヴン&パーネルによるハードSFの古典(1974年原著)。人類が銀河に広がる中、未知の異星人と初めて出会う「ファースト・コンタクト」もの。

推薦者: 岡田 斗司夫

「9月に新版が出る、1760円。ファーストコンタクトの傑作と呼ばれてるニーヴン&パーネル『神の目の小さな塵』。地球人と異星人が初めて出会う『ファースト・コンタクトもの』というジャンルで、最初期の作品はマレイ・ラインスター『最初の接触』(1945年)、続いてフレッド・ホイル『暗黒星雲』(1957年)、そしてスタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』(1961年)が究極のファーストコンタクトを書いてしまった——惑星全体を覆う海が知性を持つ話で、お互いに理解できないことに意味があるのか?まで踏み込んだので、以降ハードSFはファーストコンタクトを書きにくくなった。 日本のアニメは結構ちゃんとファースト…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』神の目の小さな塵 解説(00:00〜)
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絶望名人カフカの人生論

フランツ・カフカ/頭木 弘樹 編訳 · 新潮社(新潮文庫)

カフカが日記・手紙・ノートに残した「絶望」の言葉を集めたアンソロジー。「未来に向かって歩くことは僕にはできません。未来に向かってつまずくこと、これはできます。一番うまくできるのは倒れたままでいることです」など。

「私の絶望名人カフカを1冊ぶち込んでやる。カフカってもうなんかもう見るに耐えないぐらいずっと救いようがないっていうかそれを読んでると落ち着いてくるというか。私の曲の『彼と私の本棚』っていう曲の中にね、カフカ出てくるんですよ。あなたのまだ空っぽな私との思い出の中に、私の絶望名人カフカを1冊ぶち込んでやる。私のことあなたの心に焼きつけてやる。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」(SHUPPUNK, 2024)(00:08〜)
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脳神経学者の語る40の死後のものがたり

デイヴィッド・イーグルマン(竹内薫 訳) · 筑摩書房(ちくま文庫)

40 ultra-short stories about possible afterlives by neuroscientist David Eagleman. Brilliant fables and creative think-pieces—the framework alone (40 different answers to one question) is inspiring.

「創造性に圧倒される思考実験集。死後の世界について40の短いフィクション。ひとつの問いに40の異なる答えを出すという枠組み自体が、誰にとってもインスパイアになる。さらにその一つひとつが見事なアイデアで、力強い小さな寓話。2回目を読んで、最初より好きになった。」

– 出典: sive.rs/book/Sum (Derek's book notes, 10/10, read 2017-09-27)
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英語で読む星の王子さま 新版

サン=テグジュペリ(井上 久美 監訳) · IBCパブリッシング(IBC対訳ライブラリー)

日英対訳で『星の王子さま』を読む語学学習向けの新版。

推薦者: 檜山 沙耶

「英語の本があって、ニュアンスが日本のと違っていて衝撃を受ける、それで(日本語版と並べて)読みたいなって。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#70(SHUPPUNK, 2024)(05:55〜)
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銀河帝国の興亡 1 ファウンデーション

アイザック・アシモフ(鍛治靖子 訳) · 早川書房(ハヤカワ文庫SF)

アシモフの代表作『ファウンデーション』シリーズ第1巻(1951年原著)。銀河帝国1万2000年の歴史と『心理歴史学』を扱う未来史の金字塔。Apple TV+でドラマ化。ノーベル経済学賞ポール・クルーグマンの愛読書。

推薦者: 岡田 斗司夫

「中学生ぐらいの時に読んだ。はるか未来、人類は銀河系を1つの帝国にまとめあげた。銀河系には人類以外に知的生命体がいなかった。人類は2500万個以上の惑星に植民し、総人口は100京(10の18乗)を超えた。 首都惑星トランターは惑星1つが丸々官僚機構——惑星1つが丸々事務作業ビル、その中に官僚400億人が住んでいる。皇居は1000km×1000kmのちっぽけなもの。トランターは食料も何もかも他の惑星から輸入しなければ活動できない。 この銀河帝国1万2000年の絶頂期に、ハリ・セルダンという学者が『銀河帝国は500年以内に滅ぶ』と数学的に証明した——『心理歴史学』という新しい学問を作って。一旦帝…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』銀河帝国の興亡 1 ファウンデーショ 解説(00:00〜)
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