悪意とこだわりの演出術

藤井 健太郎
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あらすじ・内容紹介

2016年

『水曜日のダウンタウン』『クイズ☆タレント名鑑』の裏側テレビ界、最注目プロデューサーのすべて!!

この本を推薦している人 (1人)

岡田 斗司夫

「今読むのが一番面白い本。笑いというのは時代とすごい関係がある——昔のものを今見てもまあ面白いはずがない、笑いというのはその時代のセンスにすごく左右される。この方は『悪意』というのを売りにしてる、すごく作為的。例えば水曜日のダウンタウンで『カツマー芝に熱心なファン0人説』というのが出てきて検証VTRが流れる、編集がすごく凝ってて、ナレーションもVTRの編集も全部自分がやってる。お笑いというのが全部一人の力でセンスでコントロールしないと生まれないから人任せにはできない。 ワイプというのはわかりますか、画面の四角に出演者の顔が映ってる例のワイプ。水曜日のダウンタウンでは音量設定がギリギリ聞こえるぐらいにしている——VTRに対して『何て言ってんねん』『これ違うやろ』『これ悪意あるわ』っていう奴を聞こえるぎりぎりのギリギリの音量で流していて、常に番組の中にツッコミが入ってる状態。 笑いというのは『すり替えられた攻撃』。ダウンタウン以前の笑いは、舞台の上の漫才師がちょっとバカで観客が賢いという立場だった。ダウンタウン以降は攻撃が観客同士になった——『この笑いがわかるかどうか』。先に笑った者がわかった、後から笑った者が遅れて分かった、分からない者がいる。なので芸人の優越性が生まれた。」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』悪意とこだわりの演出術 解説(17:22〜)