「スティーブン・キングの隠れた名作。実はスティーブン・キングの一番怖い話はこの『呪われた街』だと思う。集英社文庫で上下巻で繋がっていて、お墓が表紙になってる。メイン州の小さな町セーラムズ・ロットが舞台、主人公は小説家のベン・ミアーズ。 おでこに白い斑点がある犬が殺されて墓地のフェンスに吊るされる——西洋の伝承で『第三の目』、魔を退ける犬。それが殺された。バーロー商会というアンティーク家具の店が町の真ん中の元洗濯屋を1ドルで買う条件——絶対誰にも言わない・1ドル以上払えない・全て不動産屋で行う、見返りに150-200万ドルの土地。何ヶ月かしてヨーロッパから巨大な荷物が地下室に運ばれる、運んでいる二人組が冗談も言えなくなって理由のない恐怖に襲われる。 グリック兄弟が森で行方不明、弟は見つからず、兄ダニーは病院で『顔色が良くなった』と思った瞬間に死んでいる。カソリックの葬式シーンが本当にホラーで——『主は蘇りなり』『あなたの肉はこうなるだろう』。葬式の後、墓掘り人が日没前に急いで埋めようとするが『男の子が棺の中で目を開けてる気がする』と妄想で堀り返し始める。日が沈んだ瞬間にショーが終わる。 マーク・ペトリ少年の窓に死んだダニーが現れる『開けてくれよ』——少年はホラー映画を見まくってたから『inviteしたらダメ』って知ってる。バーロー商会のお店オープン、町の人々が魅了される。本当に怖くてページめくるたびに『これ終わっちゃうの?』の連続。」
– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』呪われた街 (上) 解説(00:00〜)