アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス
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あらすじ・内容紹介

2026年

幼児なみの知能しかない32歳のチャーリイはネズミのアルジャーノンと同じ手術を受け超天才に変貌する。全世界が涙した名作の新装版

この本を推薦している人 (1人)

岡田 斗司夫

「ダニエル・キイスは1927年生まれ、ニューヨークのブルックリンで生まれた——その頃のブルックリンはマフィアの巣窟みたいな所。23歳でマーベルコミックの前身であるアトラスコミックに就職、上司はあのスタン・リー。1958年、31歳の時に中編『アルジャーノンに花束を』を発表してSF雑誌『ギャラクシー』に売り込んだんですけども、『これ暗いよ、ハッピーエンドに変えて』と言われて、自信作だったので掲載してほしさにラストを変えようかと思ったけど、友達のマジのSF作家に『絶対これ変えちゃだめだ』と言われて他のSF雑誌に送ったらヒューゴー賞をとった。 僕がガイナックスの社長だった時、80年代の半ばだと思いますけれども、山賀博之が『アルジャーノンに花束をアニメ化したい』と言って、僕クリフ・ロバートソンにアメリカまで会いに行ったことがあるんですね。ところがクリフは日本でアニメ化することに関しては何も興味がない。『俺はアカデミー賞の男優賞をとったんだから、俺を主役にして続編を作りたいんだ、日本人は金持ってるだろう、アニメみたいなことじゃなくて俺に出資してアルジャーノンに花束をの続編やらないか』と。 これね、気がついてないんですけどブレードランナーの元ネタなんですね。チャーリーは抵抗せずに自分の運命を受け入れる、でも知能を保とうとなんとかするんだけど抵抗できない。ブレードランナーは残り時間、人生の残り時間を伸ばそうとあがく話。チャーリーは受け入れたんだけど、レプリカントは最後にデッカードと戦いを挑むことで人間と同じになろうとする。アルジャーノンに花束をっていうのが花束を添えるのに対して、ブレードランナーっていうのは戦う、命をかけて戦う。実は同じテーマを扱っているお話。」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』アルジャーノンに花束を解説(00:00〜)