尾崎 世界観

Sekaikan Ozaki
クリープハイプ ボーカル&ギター 小説家

1984年生まれ、ロックバンド・クリープハイプのフロントマン。2016年に小説家デビュー、『母影』で芥川賞候補。音楽と文学を行き来する稀有なアーティスト。

10 books YouTube #018 で紹介の10冊。注目: 20歳の自分に受けさせたい文章講義・ライン・死にカタログ · 出典: 本曜日 honyoubi.com / YouTube字幕

おすすめされた本

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20歳の自分に受けさせたい文章講義

ライター・古賀史健による文章術の入門書。「書く技術」を実践的に解説。

尾崎 世界観 2023年

「20代後半頃に知人に勧めてもらって読んだ。自分でも文章をしっかりもっと書きたいなと思っているタイミングだったので興味があって読んでみました。書き方が結構変わったというか結構影響は受けてると思いますね。未だにここに書かれていた書き方してると思いますね。1回しかあえて読まないようにしてる。何回も読むと影響を受けすぎると思って。20代後半ぐらいの時って、バンドメジャーデビューして3〜4年経っていてこのままずっとバンドを続けていきたいけど、そこから逃げるような、あえてこう逃げ道になるような表現も欲しいなと自分で思ってましたね。やっぱり音楽だけがある状態だと、そこに対して負の感情が生まれた時にどうしようもなくなってしまうので、このままだったら嫌いになってしまう可能性もあるなと思って、そのタイミングでこの本を読めて道が開けたというか。」

– 出典: 本曜日 #018 東京尾崎世界観書店(01:21〜)

ライン

村上龍の連作短編集。13篇の登場人物が次の話の主人公として繋がっていく。

尾崎 世界観 2023年

「短編小説連作、一つの話で出てきた登場人物2人のうち後半の一人が次の話では主人公になるので、次の話ではその後半出てきたもう一人が主人公になってって、どんどんつながっていく。いろんな登場人物がいるけどみんな変な人ですね、本当に変態しか出てこない、変人のアウトレイジみたいな感じ、びっくりするぐらい変な人が出てくるのでめちゃくちゃ安心しますね。自分はおかしい人間でずっと10代の頃とかも「やばいやつだ」ってずっと思っていて、やっぱり一人で妄想してる時の感じってどうしようもなくて、そういう時に村上龍さんを読んだりしてなんかもっとやばい人がいると思って、それが文章になっていて小説になっていて分かりやすいヒーローよりもそういう変な人の方が自分にとっては救いでしたね。この人やばいなって思ってる状態がすごく心地いいというか、なんか友達できたなみたいな。自分が変だと思ってるところは、自分はやっぱそこに行けるってことだから、それぐらい変なんだとも思うし。」

– 出典: 本曜日 #018 東京尾崎世界観書店(05:47〜)

死にカタログ

デザイナー・寄藤文平が「死」について多数のイラストとともに考察したビジュアルブック。

尾崎 世界観 2023年

「これは死について書かれた本なんですけど、イラストがもともと好きで、本が出てるっていうのを知って気になって手に取りました。「死」というものがキャッチーなイラストと共に書かれてるので、死んでしまったあとどうなるのかという、その考え方の違い、それぞれの国ごとに書かれてたり、宗教によって考え方が違っていたり。死って何だろうといろいろ考える時期でもあったんですけど、20代ですか。死というものが深刻なものだと今でも思ってますけど、でもこの本読んで、詩が形で入ってくるというか、そのイラストの図で入ってくる感じがすごく、そうやって目で確かめることができて、少し楽になったというか。一番印象に残ってる、というのが死にカタログじゃないけど、全体的にその同じテンションで書かれてるのでそれがすごい良かったですね。どれが一つが印象に残るわけではないというものはすごく大きなことなので、それがちゃんと均等に描かれてるところが好きなところですね。」

– 出典: 本曜日 #018 東京尾崎世界観書店(09:10〜)