あらすじ・内容紹介

新潮社 · 1989年

ジョン・アーヴィングによる1981年発表の長編家族小説。

この本を推薦している人 (2人)

編集部メモ — 伊坂幸太郎が「すごい新人見つけちゃった」勢いで読んだ『ホテル・ニューハンプシャー』。アーヴィングの家族小説である本作を、伊坂幸太郎と西加奈子が挙げている。伊坂幸太郎は大学時代に「すごい新人見つけちゃった、くらいの勢い」で読み、「家族ものが好きなのはその影響もあるかもしれません」と自身の好みの源流に置く。西加奈子は「アーヴィングは絶対『ホテル・ニューハンプシャー』」と断じ、登場人物は悲劇に動じないのに「読んでいるほうは泣けてしゃあない」と、感情を直接書かずに泣かせる筆致に反応した。二人とも書き方そのものに痺れている点で重なると読める。家族の物語に深く浸かりたい人へ。

伊坂 幸太郎

「大学時代にジョン・アーヴィングを知ったのも大きかったですね。これも大江さんと同じですごい新人見つけちゃった、くらいの勢いで『ホテル・ニューハンプシャー』や『ガープの世界』、『熊を放つ』など次々、読みました。家族ものが好きなのはその影響もあるかもしれません。」

西 加奈子

「アーヴィングは絶対『ホテル・ニューハンプシャー』ですね。パッとページをめくったらいきなりお母さんの乗った飛行機が落ちた、って書いてあって、でも登場人物たちがガーン、とする場面はまったくなくて。でも読んでいるほうは泣けてしゃあない。」