★ 2人の有名人がおすすめ

赤頭巾ちゃん気をつけて

あらすじ・内容紹介

2012年

学生運動の煽りを受け、東大入試が中止になるという災難に見舞われた日比谷高校三年の薫くん。そのうえ愛犬が死に、幼馴染の由美と絶交し、踏んだり蹴ったりの一日がスタートするが―。真の知性とは何か。戦後民主主義はどこまで到達できるのか。青年の眼で、現代日本に通底する価値観の揺らぎを直視し、今なお斬新な文体による青春小説の最高傑作。「あわや半世紀のあとがき」収録。

この本を推薦している人 (2人)

編集部メモ — 薫くんの言葉に鈴木敏夫が「安心感をもらった」『赤頭巾ちゃん気をつけて』。東大入試中止の年の日比谷高校生・薫くんを描く本作を推すのは、又吉直樹と鈴木敏夫。又吉直樹はアメトーーク!「読書芸人」でオススメの1冊として紹介し、鈴木敏夫は「薫くんの肯定的な言葉に、ぼくは安心感をもらった」と語る。踏んだり蹴ったりの一日の中でも肯定を手放さない主人公の姿が、読む側の支えになっていると読める。価値観が揺らぐ時期にいる人にこそ効く青春小説だろう。