「(村上春樹コーナーから選書したデビュー作)」
– 出典: YouTube SHUPPUNK「本屋、ついて行ってイイですか?」第12回(2023)(07:00〜)一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
編集部メモ — 林真理子の世代からニシダの世代へ——読み継がれる『風の歌を聴け』。推薦者は作家の林真理子とお笑い芸人のニシダの2人で、世代の隔たりが面白い。林真理子は「『風の歌を聴け』は当時の女子大生はみんな読んだと思う」と刊行当時の熱を証言し、ニシダは2023年、村上春樹コーナーからこのデビュー作を選書した。同時代の現象として読んだ世代と、後から棚で出会った世代——時を越えて選ばれ続けている様子が透けて見える。村上春樹の原点に触れたい人に効く一冊だ。
「(村上春樹コーナーから選書したデビュー作)」
– 出典: YouTube SHUPPUNK「本屋、ついて行ってイイですか?」第12回(2023)(07:00〜)