あらすじ・内容紹介

1999年

梨果と八年一緒だった健吾が家を出た。それと入れかわるように押しかけてきた健吾の新しい恋人・華子と暮らすはめになった梨果は、彼女の不思議な魅力に取りつかれていく。逃げることも、攻めることもできない寄妙な三角関係。そして愛しきることも、憎みきることもできないひとたち...。永遠に続く日常を温かで切ない感性が描いた、恋愛小説の新しい波。

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編集部メモ — IUと凪良ゆうが手放さない、江國香織の『落下する夕方』。推薦者は韓国の歌手IUと作家の凪良ゆうの2人。IUは「繰り返し読みたくなる一冊」と再読の魅力を語り、凪良ゆうは「今でも江國香織さんはむちゃくちゃ好きで」と作家への愛着から本作を挙げた。国もジャンルも違う2人が、一度きりで終わらない付き合い方をしている点で重なっていると読める。奇妙な三角関係を描くこの恋愛小説は、憎みきれない関係の機微を味わいたい人に効く。