「泉鏡花は何を最初に読んだかな...『外科室』かな。『高野聖』はその後やったかな。」
泉鏡花による1895年発表の名作「外科室」を含む岩波文庫。
編集部メモ — 又吉直樹と三浦しをん、2人の作家の泉鏡花初体験だった「外科室」。又吉直樹と三浦しをん、2人の作家が推す一冊。興味深いのは、2人とも「外科室」が泉鏡花の入口だったらしい点だ。又吉は「泉鏡花は何を最初に読んだかな...『外科室』かな」と振り返り、三浦しをんは中学時代に「ウットリだわって思っていました」と告白した上で、突っ込みどころのある筋書きを「そう思わせない麗しい文章で」と、文章の力そのものを評価している。物語より先に文体に酔う読書を知りたい人に効く一冊と読める。