あらすじ・内容紹介

岩波書店 · 1991年

泉鏡花による1895年発表の名作「外科室」を含む岩波文庫。

この本を推薦している人 (2人)

編集部メモ — 又吉直樹と三浦しをん、2人の作家の泉鏡花初体験だった「外科室」。又吉直樹と三浦しをん、2人の作家が推す一冊。興味深いのは、2人とも「外科室」が泉鏡花の入口だったらしい点だ。又吉は「泉鏡花は何を最初に読んだかな...『外科室』かな」と振り返り、三浦しをんは中学時代に「ウットリだわって思っていました」と告白した上で、突っ込みどころのある筋書きを「そう思わせない麗しい文章で」と、文章の力そのものを評価している。物語より先に文体に酔う読書を知りたい人に効く一冊と読める。

又吉 直樹

「泉鏡花は何を最初に読んだかな...『外科室』かな。『高野聖』はその後やったかな。」

三浦 しをん

「ちょっと暗めのエッチなのが好きだったんですよ(笑)。『外科室』なんてもう、ウットリだわって思っていました。中学生が好きそうなシチュエーションなんです、手術をすることになって、執刀医は昔の恋人で、麻酔をかけられるのが嫌だと言って…。今考えると、フン、馬鹿なこと言ってんじゃねーよ、って思いそうなんだけれど、そう思わせない麗しい文章で。美男美女しか出てこないし。」